夜半に紡ぐ徒然草

地方公務員3年生の日記です。

「夕方には雷雨となるでしょう」

――と、朝の天気予報で聞いていたので、大きな傘と長靴という完全防備で家を出たものの、ついに雷雨どころか空から一滴も水分が落ちてくることなく帰宅してしまいました。

濡れるのが嫌なので雨は降らないに越したことはないのですが、それでもここまで準備を整えてしまうと少しばかり降ってくれてもいいのに、と少々憎らしげに夕焼けを見つめてしまいます。

通勤の際、周りを見渡せば誰も長靴はおろかジャンプ傘すら持っておらず、「やりすぎたかなぁ」とすこし自分の格好を恥ずかしく感じたものの、「でも夕方には雷雨だから、どしゃぶりだから」と無理やり得意げな気持ちで心を落ち着かせたあの気力は無駄だったのかしら……とへこむ私に追い討ちをかけるように帰り際の職場では「雨降っていないよ~」「あれ、どうしたのその格好?」と指摘され、しまいには隣の課の課長にまで「今日は現場だったの?」と声をかけられてしまい恥ずかしくて赤面。

「天気予報で夕方は雨だと言っていたので」と毎度おなじみの言葉をお返しするのですが、こういう「完全防備をしたのに雨が降らなかったこと」というのがこれまで何度もありそのたびに周りの方からツッコミを入れられているので、そろそろ「一滴も濡れたくない人」「雨が本当に嫌いな人」として所内で有名になってしまう気がします。

 

ジャンプ傘に長靴という完全防備をするのは、もちろん雨に濡れるのが嫌だからという理由もありますが、それ以上に雨で靴を濡らして靴をダメにしたくない、という理由があります。

長靴を持っておらず雨でも普通の靴やパンプスを履いていた学生時代、やけに履いている靴の寿命が早いと不思議に思っていたところ、先輩に「靴は雨に濡れると底がすぐだめになる」という話を聞いてそういうことか、と納得したのです。

以来、「雨がふるかも」と聞けば長靴を履く生活。

降らなければなにか損をした気持ちになりますが、いざ降ったときには普通の靴を履いていた頃よりもずっと堂々と雨の中を闊歩できるので、やっぱり長靴生活は簡単に辞められそうにありません。

 

#今週のお題「雨の日の楽しみ方」