障害は多いほうが

お部屋探しのこだわりについて話すとき、「オートロックの有無」は高確率で盛り上がる話題ではないでしょうか。

私も今のお部屋を探すとき、友人や不動産屋さんに「オートロック」について意見を尋ねたところ、見事に意見が真っ二つに割れたのを覚えています。

「防犯面でオートロックは絶対に必要」と主張するオートロック必要派に対して、不要派が唱えるのが「その気になればこじ開けられるからあっても無意味」という主張。

たしかに、その昔実家のマンションのオートロックが壊れてしまったとき、管理人さんが「よいしょっ」とガラス扉をこじ開けているのを目撃して驚愕したことがありますし、そもそもこじ開けなくても郵便配達の人や住人が入室する際にどさくさに紛れてしまえば侵入できてしまいますから、防犯対策面では必要派が妄信しているほど有効ではないのかもしれません。

 

結局、私の選んだお家にはオートロックがついているのですが、オートロックが最大の効果を発揮するのは「テレビモニター付インターホン」という相棒がセットになっているときではないか、と最近思うようになりました。

訪問のチャイムが鳴って、TVモニターで不意打ちの来訪者を確認し、その後扉を開けるか否かは本人次第。

オートロックなしの場合はドア一枚隔てた向こう側に来訪者がいることになるので、居留守をするときには手に汗握る緊張感が漂いますが、相手と距離のあるオートロックならそんなこともありません。

安心して居留守をするためにも、オートロックは必須です。

清掃後はほんのりプールの香り

知らないうちに真っ黒に汚れていくものの一つに、洗濯機があります。

一人暮らしなので毎日稼働させているわけではありませんが、それでも週に3,4回ほどは動いていただいているので、きっと洗濯槽の裏側は世にも恐ろしいとんでもないことになっているに違いない――ということで、どうせコロナのおかげで暇ですし、気分転換と面白半分もかねて、先日電機屋で2000円の洗浄液を購入し、11時間かけて洗濯槽を大掃除したのでした。

大掃除とはいっても、とくにごしごしとこすったりすることはなく、「横倒し厳禁」「混ぜるな危険」の赤字が輝く塩素系洗浄液を洗濯槽にボトルまるまる投入し、「掃除モード」をポチっとして放置していただけ。

強力な塩素が、洗濯槽のカビや汚れをすべて「溶かしてしまう」という仕組みだそうで、夜寝る前に洗浄液を投入し、翌日仕事から帰ってきたころにはすべてが終わっているという算段で決行した次第です。

――洗浄液に2000円。

少々お高い気もしますが、やはりお高いだけあってすっかりきれいになりました。

これまで部屋干しや雨の日に干した洗濯物は生臭いにおいがしており、てっきり洗剤と洗濯量のせいだとばかり思っていましたが、今は雨の日ですら洗剤のさわやかな香りが漂うほど。

あまりの変わりように、これからはもっと定期的に洗濯機の掃除もしようと心に決めたのでした。

 

お題「気分転換」

もっと早くに、

――買えばよかった。

久々にそんなふうに思ったものが、除湿器でした。

私の住んでいるところは比較的気密性の高いお部屋で、梅雨時は常時部屋の湿度が70%前後というちょっとした熱帯雨林状態なのですが、先日、ついに79%という歴代最高記録を更新した夜があったのです。

あとで職場の先輩に話したところ、「それはひどい!」と半分笑われてしまったのですが、79パーセントというのがどんな状況かを実体験に即してお話すると、

◆シーツが生乾きのバスタオルのよう

◆湿っぽいにおいが部屋中に漂う

◆電気を消すと息が詰まりそう

◆とにかく眠れない、眠れない

こんな状況で、夜12時には布団に入ったのに3時間ほどしか眠れませんでした。

ふと振り返れば昨年もはてなブログで、「お部屋に乾燥材をまきたい」なんて記事を投稿していたのを思い出し、毎年梅雨のたびにこんな状況になるのは勘弁してほしい、と翌日は睡眠不足でふらふらになりながら電気屋へ駆け込んだのです。

そして、その夜から除湿器さんとの同棲が始まったわけですが――まさかこんなに快適なマシンだとは……!!

おかげさまで夜は快眠です。

 

#お題「これ買いました」

ターニングポイントは2度来る

「なんだか、疲れていらっしゃいます?」

2月になってすぐに訪れた、贔屓にしている美容室にて。

今の街に越してきてからずっと担当してもらっている美容師さんに、そう言われた。

「そんな風に見えます?」

「う……ん……」

鏡越しの私のすこし挑戦的な視線から目をそらすようにして、美容師さんは答えた。

 

一年半ほどお付き合いをしていた相手と唐突に別れることになったのが、その2週間ほど前。

不妊症疑惑のある私に「子供ができなかったら結婚しても離婚する」と相手が発言したので、その場で私が自分の手で「別れ」というカードを切ったのだ。

以来、自分では決してくたびれた雰囲気を出さないように、必死に隠していたつもりだったけれど、どうやら月に1度の頻度で会っている人にさえ、その努力は通用しなかったらしい。

たかだか失恋ごとき些事を2週間も引きずって、はたから見てもわかるほど落ち込んでいる自分には、ほとほと自己嫌悪せずにはいられなかったけれど、このときは、ほかにどうしようもなかった。

失恋のショックで体調不良になる人たちのことをいままで理解不能な生物だと思っていたけれど、なんのことはない、ふたを開けてみればもれなく私もその「理解不能な生物」だったのだ。

 

けれど、やはり世の例に漏れず、1か月も経つころにはほとんど立ち直っていた。

それどころか、再び手にした「完全な自由」をすっかり謳歌していたのである。

とくに、それまでデートに溶けていたお金がまるまる自由に使えるようになったことは、安月給の私にはかなり大きなことだった。

――いままで必死に値引きされたものばかりを買うしかなかったけれど、これからはほしいものを買えるんだ――。

外国産の安い豚肉ばかり選んでいた生活が、国産のお肉や新鮮なお魚を買い求める生活に変わった。

数回洗ったら毛玉ができるような地味な色のペラッペラな服ばかり買っていた生活が、雑誌に載っているような華やかな服を買う生活に変わった。

いままで土日の予定がほとんどあわずに会えなかった友人と、また会える生活に戻った。

遠方に住む友人に、連休中に会いに行くことだってできるようになった。

おしゃれなワッフルだって、その気なれば何度も食べに行けるようになった。

「別れて、お金が自由に使えるようになったことを喜ぶなんて、人としてどうなの?」と眉を顰める人もいるかもしれない。

けれど、実家暮らしの幼いときからお金に余裕がなく、周りの子たちがほしいものをふつうに手に入れてきらっきらしている横で「似たようなモノ」を集めて自己満足をしてきた私にとっては、初めて「お金の心配をせずに毎日を過ごせる」ことができたのだから、仕方がない。

そのうえ、別れたことで明日の予定から来週の予定、ひいては将来設計までもが、すべて「自分で決められる」ことの身軽さにも感動していたのだ。

 

お付き合いをしている間は、万一結婚した場合に備えて、同棲生活をシミュレーションすることが多かった。

それも、憧れと祝福にあふれたシミュレーションではなく、もっと現実的なシミュレーション――住む場所、仕事から帰宅してからのお互いの家事分担、自分に課せられる妻としてのミッション、親族づきあい、将来的な相手の両親の介護、自分のキャリア……。

自分の身に起こるであろう事象と、その対応策を考えれば考えるほど、結局自分一人ではすべて決断できないものばかりで、シミュレーションするたびに、不安しか感じなかった。

けれど、もうそんな心配をする必要はないんだ……!!

念願の部署への異動の辞令が出たのは、そんなときだ。

 

私が希望していた部署は、組織の中でも相当忙しい部署の部類に入るのだけれど、それでも、私にとってはその仕事内容はとても楽しそうで、入社したときからいつかは行きたいと「夢見て」いたところだった。

もちろん、この「夢」を、お付き合いをしていたとき何度か話したことはあったけれど、決まって相手は「でも忙しいよ……」と眉間にしわを寄せていた。

私の身を案じてなのか、自分に費やしてくれる時間が減ることを恐れてなのかは、今もわからないけれど、でも、そんなことどうだっていい。

アプリゲームのガチャガチャ並みに希望のかなわない人事異動で、大当たりを引き当てたのだ。

「何も考えず(体調管理だけして)、前進するのみ」

全てはこのための布石だったのではないか、とさえ思った瞬間である。

 

念願の部署に異動した初日に、前任者のたちのおびただしいページ数の超勤記録を目にして胃がひっくり返ったり、やっていけるかどうか不安に感じることは何度かあったけれど、それでもこの上半期は、間違いなく私にとっては心底充実していた。

もちろん某ウィルスのおかげで、それなりに毎日大変だけれど、それでも自分で「決断」ができる今の状態は、私にとってはとても心地よいのだ。

 

ふと、思う。

きっと私は、よほどのことがない限り、この先も「結婚したい」と思うことはないと。

もちろん結婚したら、ヒトリモノには一生縁のない別の「幸せ」を感じることができるのだろう。

でも私は、たとえその「幸せ」を知らないままに一生を終えることになったとしても、「結婚」というガラスの箱に、否、「妻」というガラスの箱に、閉じ込められるのはごめんだ。

「自由」と引き換えに手に入る「幸せ」は、いらない。

 

先週、例の美容室を訪れた帰り際のこと。

「すっかり見違えましたね」

あの美容師さんが、にこやかにそう言った。

「本当ですか?」

少し疑うような私の視線から目をそらさず、美容師さんはにこやかに続けた。

「前とは別人のようです」

お店の外で、思わず空を見上げてニンマリしてしまったのは、内緒である。

 

#今週のお題「2020年上半期」

ブログバトン

いつも読ませていただいてるチャック (id:satoue)さんのブログで、ブログバトンを配布されていたのでいただくことにしました。

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もともと、かの有名な壇蜜さんのブログを読んでいて、あるときふと、「私にも書けるのではないかしら……」と思ってしまったのがこのブログをはじめたきっかけ。

結局、毎日更新ができたのは最初の一月ほどで、最近は月一更新になってしまっていますから、記事のクオリティを保って毎日何年も更新し続けている壇蜜さんのすごさを思い知ることとなったのですが、なんでもない出来事をふわっとぼやかしてアレンジして書くのは楽しくて、そうして読んでくださる方もいてうれしくて、今もこうして続けています。

ちなみに、一番古い(=はてなに最初に投稿した)記事がこちら。

このころのブログタイトルは「夜半に綴る徒然草」でしたっけ。

uiha-an.hatenadiary.com

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バトンのお渡し相手については、チャック (id:satoue)さんにならって、「ご自由にお受け取りください形式」をとらせていただきたいと思います。

バトンを受け取ってくださる方は、チャック (id:satoue)さんが作ってくださった上の画像をDLしてくださいね。

それでは。

 

近況報告

久々の更新になってしまいました。

どうも最近は、なかなかお仕事が忙しくなってきました。

このまえ、試しに1日の円グラフを作ってみたのですが、

平均するとほぼ毎日こんな感じ。

3年間定時で上がれる環境のどっぷりつかっていたツケは大きくて、個人的には、こんなんでも「頑張ってるなー」と思ってしまうのですが、でも世の中的には全然普通(というかむしろ楽?)なほうなのだろうし、なんならもっとすごいことになっている先輩も大勢いらっしゃるので、あまり「頑張ってる」と思わないようにしたいところ。

それに、周りの上司や先輩方は穏やかな人たちばかりですし、仕事内容もZOOM研修の準備をしたり広報誌を書いたりなどやりがいのあるお仕事が多いので、このまま、先輩からさんざん「やばい」と言われている年度末も乗り切れたらいいな……。

前の職場でお世話になった方とか、友達から、「大丈夫?」とか「楽しく過ごせている?」と言葉をかけていただくことが多くて、そんなとき私はつい癖で「ちょっと大変アピール」をしてしまうのだけれど(この癖を今年は本当に治したい)、あとで家に帰ってきたときに「言うほど大変じゃないよな」なんて反省しているので、今度からそんな風に気遣うお言葉をいただいたときは「毎日充実っす!」くらいの底抜けの明るいテンションで応じたいと思っています。

「大変だ」と言葉に出してしまうと、余計に大変に思えてしまいますから。

さらっとクールに軽くこなしていきたいです。

入れすぎ注意

雨が続くこの季節、一番困ってしまうのが洗濯物です。

毎日、お天気予報は必ず確認するのですが、朝チェックしたときには晴れマークだったのに、お昼過ぎにチェックしたときには夜7時から傘マーク、そんなときに限って、洗濯物をお外に干して家を出てしまっているんですよね。

せっかく乾きかけていたであろうタオルたちが、帰宅したころにはしっとりと濡れていたときのあの虚無感といったら。

 

雨の日が多いからこそ、ついつい洗い物が増えてしまいやすいこの季節ですが、「洗濯機7割ルール」をご存じでしょうか。

洗濯機できれいに洗うことのできる洗濯量は洗濯槽の70パーセントまで、という暗黙のルールですが、つい先日、生乾きの臭いをどうにかする方法を調べているなかで知りました。

とくに縦型洗濯機は、ぎっしり詰め込んでしまうとせっかく洗剤を投入しても、汚れが全く落とせず水でぬらしたのとほぼ同じ状態になってしまうのだとか。

どうりで、ナノックスやアリエールといった精鋭を使っているわりには洗いあがりの臭いが残念なはずです。

私の洗濯機は、常に容量ぱんっぱんで稼働していましたから。